2008自治労関東甲「住民の健康と福祉を守る集会」IN群馬(草津温泉)

9月5日(金)~6日(土)参加総数 165名以上

1日目は基調講演として慶応義塾大学経済学部 駒村康平教授のよる「新たなる貧困を前にセーフティーネットをどう再構築するか」貧困増加がもたらす結果として世代間の貧困の連鎖:競争社会・能力社会を破壊する(成長抑制)や社会的な連帯感、信頼感の低下、犯罪の増加などが見られるそんな中スプリングボードとしての社会保障が層の厚い活力ある中間所得層を再生産する仕組みを目指すべきとの見解であった。

その後8分科会にわかれ、(第一分科会・衛生医療関係 第二分科会・生活保護関係 第三分科会・保育関係 第四分科会・子どもの権利 第五分科会・自立支援法関 第六分科会・介護保険法関係 第七分科会・障害者関係 第八分科会・施設事業団関係)詳細な議論や各地域の現状、問題点・方向性などについて積極的に意見交換された。

?<衛生医療関係>テーマ(医療制度・医療保険制度改革と公立病院の今後のあり方)?

公立病院の地域の役割とは「住民が、誰でも・何時でも・何処でも安心して受けられる病院」、また不採算性のある診療科などの受け入れ(救急診療・精神・小児科・周産期医療・高度医療など)また公的病院の無い市との温度差もあり今回の改革ガイドラインによって地域医療が崩壊へとなっている、運営形態の変更によりあたかも独自性がもて運営しやすい様に言っているが実は何も変わらず人員も増えず環境は変わらないのが現状だとの意見もでた。

職場の労働条件・労働環境改善においては24時間保育により離職者が減り就職希望者が増えたと言った報告があった。医師・看護師の確保はいまだ難しく募集をしても来ないと言った現状があり、いかに離職者を無くすかが課題である。

ある市民病院は黒字経営だが医療現場に置いては最悪との報告があり黒字にする為に医師一人一人の収益を毎日出し、悪い所には指導が行きそれによって医師が辞めて行く今では研修医が救急医療に当たり患者からは不安の声も聞かれているとの報告があった。

いかに黒字経営になっても住民に不安を持たれる病院で良いものなのか、また住民にもっと病院や地域医療のことをしって貰うためにも積極的にシンポジュウム等行う必要が有るとの意見もでた今回参加をして地域住民と一緒に地域医療を守って行っていくことが大事であることを学んだ。

?<保育関係>テーマ(今、公立保育所に求められていること)?
始めに、保育を取り巻く状況について自治労本部保育部会長の押野さんから

1.減少を続ける公立保育所・幼稚園
2.統廃合・民営化の流れ
3.一般財源化の影響等

の話があり、特に、少子化と一般財源化により保育所の運営費削減・圧縮により公立保育所の統廃合、民営化が著しいとの報告がされました。その後、昭島市の取り組みが話され、4園のうち残された2つの公立には子育て支援センターを併設することで、地域の子育ての基幹保育所となり、市民のニーズにも即対応出来るシステムを構築することができた。との報告がなされました。労働組合の運動が反映された例として参考になりました。

しかし、一方では、民営化について何も話が出ていない地域もあり、今後の自分たちの取り組みで、変える事が出来ると考える事が大事であるのではないかとの発言も有り、公立保育所のあり方は地域ごとの取り組みにかかっていることを実感しました。